離職率が高い原因はこの2つ!

介護業界の離職率が高いと言われる原因を個人的に考えてみた

介護業界の離職率が高いと言われる理由

 業界によって就業者の離婚率が高い分野が存在する。介護業界の仕事はその代表的な例だが、割合の高さには仕事内容や就業スタイルが大きく関わっているのだ。

 

 まずポイントとなるのが夜間勤務の存在である。介護施設は夜間の管理も必要で、数名の介護ヘルパーが深夜でも勤務していることが多い。

昼の勤務と夜間勤務がどのように入れ替わるかも関係しているが、どちらにせよ夫婦関係には大きな影響を与える。根本的に夜間勤務の生活リズムは昼勤とは真逆になる。

したがって夫婦が共に過ごす時間も少なくなり、コミュニケーション不足が起こってしまうのだ。子供がいる場合、さらに影響が出てくるためより深刻な問題に発展する可能性がある。これが結果的に離職率を高めている原因の1つだろう。

 

 そしてもう1つのポイントがシフト体制である。介護職は土日の週末も施設で働くことが多い。数少ないスタッフで回っている施設では、シフトの自由度が少なく、週末の休暇が取りにくい傾向にある。

したがって、これも夫婦や家族との時間を減らしてしまう原因になり、関係に亀裂を生じてしまうのだ。

 

 このような2つのポイントが離職率を高めている要因になるが、逆に捉えるとこれを解決できれば離婚率も低くなるのである。業界全体としてできることは人材を増やし、ヘルパー不足を解消すれば一人あたりの夜勤や週末出勤も減らすことができる。

実際に施設によっては対策を打ち出し、離職率が他の施設よりも低いところもあるのだ。そのような対策を行っている施設は複数あり、介護業界全体でも徐々に離職率は下がりつつある。

また個人として対策するならば、転職先を選ぶ際に離職率が低い施設を探すようにすると良いだろう。どのようにして探したらいいのか、その方法はこちら(http://rishokuritu-check.com)が参考になるはずだ。